ファミマ、遠隔操作できる商品陳列ロボを10月から実運用へ 全店展開も検討
ファミリーマートが、遠隔操作できる商品陳列ロボを10月から実運用すると発表。まずは経済産業省店で商品の陳列などに活用。精度や作業速度を検証し、全店への展開を検討する。
ファミリーマートは6月4日、ロボットベンチャーのTelexistence(東京都港区)が開発した遠隔操作ロボットを10月から実運用すると発表した。まずはTelexistenceの子会社と共同で運営するファミリーマート経済産業省店(千代田区)で商品の陳列などに活用。精度や作業速度を検証し、全店への展開を検討する。
2020年8月に商品陳列ロボット「Model-T」を東京都豊島区の店舗で試験導入したときのデータを基に、Telexistenceが新たなロボットを開発。バックヤードでの商品補充やペットボトル飲料の陳列に活用する。結果を踏まえて、他の業務での利用も検討するという。ロボットの運用管理システムとして、米Microsoftのクラウドサービス「Microsoft Azure」をベースにTelexistenceが開発した「Augmented Workforce Platform」も導入する。
Model-TはTelexistenceが開発した2本の腕を持つロボット。VRヘッドセットと手袋型のコントローラーで遠隔操作できる。商品陳列の経験があればロボットの専門知識がなくても動かせるため、店舗を省人化でき、制約を受けずに自由度の高いスタッフ採用が可能になるという。
【訂正:2021年6月4日午後7時6分 当初、導入するロボットは「Model-T」としていましたが、実際は「Model-Tを試験導入した際のデータを活用した新しいロボット」でした。おわびして訂正いたします】
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