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ネットカフェで高齢者のワクチン予約を無償サポート 自遊空間や快活CLUBなどが開始
ネットカフェの業界団体である日本複合カフェ協会が、新型コロナワクチンのネット予約方法が分からない高齢者をサポートするサービスを始めた。「自遊空間」「快活CLUB」など、全国の加盟店の一部で提供する。利用料は無料。
ネットカフェや漫画喫茶などの業界団体である日本複合カフェ協会(JCCA)は6月7日、各自治体が実施する新型コロナワクチンのネット予約方法が分からない高齢者をサポートするサービスを始めた。「自遊空間」「快活CLUB」など、全国の加盟店の一部で提供する。利用料は無料。
事前の来店予約の他、予約を行うために携帯など本人のメールアドレスが分かる端末と接種券が当日必要という。ワクチン予約の代行はせず、予約が取れるよう手助けするとしている。
サポートを受けた高齢者には、各ネットカフェの入会金を無料にするなどの特典を提供する。サポートの予約方法は店舗によって異なる。
JCCAには自遊空間や快活CLUBに加え、ディスクシティエンタテインメント(横浜市)が運営する「DiCE」やaprecio(東京都中央区)の「アプレシオ」といったネットカフェなどが加盟している。同協会は今回の取り組みについて「ワクチン接種の速やかな実施による感染拡大予防に微力ながら尽力する」としている。
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