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メルぺイ、一部加盟店での決済を停止 フィッシングメール急増で不正ログインが発生
メルカリが、モバイル決済サービス「メルペイ」を使った一部加盟店での支払いを停止。同社をかたるフィッシングメールやSMSが急増し、ユーザーのメルペイアカウントにログインされて残高を不正利用される例を確認したことから、被害の拡大を抑えるためとしている。
メルカリは6月8日、モバイル決済サービス「メルペイ」を使った一部加盟店での支払いを停止した。同社をかたるフィッシングメールやSMSが急増し、ユーザーのメルペイアカウントにログインされて残高を不正利用される例を確認したことから、被害の拡大を抑えるためとしている。店名や件数は非公開。再開時期は未定で、後日告知する。
メルカリが確認しているフィッシングメールやSMSは、フリマアプリ「メルカリ」の正しいリンクを記載しているものの、本文では別のURLに誘導する内容という。実際に誘導先で情報を入力してしまい、被害を受けたユーザーもいるとしている。
同社は「メルカリのアプリ以外では、個人情報や認証情報の入力を求めることはない」として、不審なメールやSMSを受け取った際はリンクを開かず削除するよう呼び掛けている。
万が一、不審なサイトに個人情報などを入力してしまった場合は、アプリの強制ログアウト機能を使うか、メルカリに問い合わせてほしいとしている。
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