ソニー、撮影用ドローン「Airpeak S1」9月に発売 ミラーレス一眼αシリーズを搭載可
ソニーが、フルサイズミラーレス一眼「α」シリーズを搭載できる業務用ドローン「Airpeak S1」を9月に発売すると発表。市場想定価格は100万円(税別)。空撮映像の撮影での利用を見込む。
ソニーは6月10日、フルサイズミラーレス一眼「α」シリーズを搭載できる業務用ドローン「Airpeak S1」(エアピークS1)を9月に発売すると発表した。市場想定価格は100万円(税別)。空撮映像の撮影での利用を見込む。
年次技術イベント「CES 2021」で初公開したモデル。ジンバルには8K動画撮影に対応したフラグシップミラーレス「α1」の他、シネマ向けの「FX3」やスポーツ撮影向けの「α9」などを搭載できる。サイズは約526.8(高さ)×591.9(幅)×511.8(奥行き)mmで、重量は約3.1kg(バッテリー除く)。最高速度は時速90kmで、最大飛行時間は約22分。
ソニー製のイメージセンサーを搭載したステレオカメラを機体の5カ所に搭載しており、得たデータや気圧、コンパスの情報を基に、機体のふらつきを抑える機能も備える。これにより、障害物の多い場所や屋内でも安定した飛行ができるとしている。
コンパニオンアプリは、iOS/iPad向けの「Airpeak Flight」とWebアプリ「Airpeak Base」を提供。Airpeak Flightでは映像を確認しながら機体やカメラを操作できる他、飛行距離やバッテリー残量などをチェックできる。Airpeak Baseでは、フライトログの取得機能や、飛行ルートを設定し、その通りにドローンを飛ばせる機能を搭載する。
機体の故障時などに交換に応じるアフターサービス「Airpeak Protect Plan」も提供する。価格や加入方法などは後日告知する。
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