Linuxベースの独自OSを搭載したタブレットがクラファンで登場 Androidアプリにも対応
中国Jingling Techが、Linuxベースの独自OS「Jing OS」を搭載したタブレット端末「Jing Pad A1」のクラウドファンディングを開始。Linuxアプリの他、Androidアプリも一部動作するという。価格は549ドル。
中国Jingling Techは6月16日(日本時間)、Linuxベースの独自OS「Jing OS」を搭載したタブレット端末「Jing Pad A1」のクラウドファンディングを「Indiegogo」で始めた。Linuxアプリの他、Androidアプリも一部動作するという。価格は549ドル。同日午後7時時点では約220万円の目標額に対し、約980万円を集めている。
Jing OSは「GIMP」や「VSCode」などLinuxで動作するデスクトップアプリに加え、ゲーム「Gardenscapes」など一部のAndroidアプリに対応。各アプリは同社の公式アプリストア「Jing OS AppStore」でダウンロードする。
2368x1728ピクセル(266ppi)の11型有機ELディスプレイを搭載。SoCには中国Unisoc製のオクタコア(1.8GHz+2.0GHz)「UnisocTiger T7510」を採用した。メモリは8GB。ストレージは256GBで、最大512GBのMicroSDカードにも対応する。
充電端子はUSB-C。8000mAhバッテリーを採用し、最大8〜10時間動作する。ワイヤレス機能は2.4GHz帯と5GHz帯のWi-Fi、Bluetooth 5.0、2x2 MIMOなどに対応。サイズは約243.5(高さ)×178(幅)×6.7(奥行き)mmで、重量は約490g。
背面には1600万画素、前面には800万画素のカメラも搭載。周辺機器として、4096段階の筆圧レベルに対応するタッチペン「JingPad Pencil」や、トラックパッド付きの外付けキーボード「JingPad Keyboard」も提供する。
Jingling Techによれば、Linuxを搭載した商用のタブレット端末は世界初という。クラウドファンディングは8月15日まで続ける。
関連記事
- iPad Pro 2021に対する「お、おう」感を分析する
ミニLEDだけで高価な存在価値はある、とはいうものの……。 - Amazonのタブレット「Fire HD 10/10 Plus」に新モデル メモリを強化
Amazon.co.jpが、10.1型タブレット「Fire HD 10」シリーズの新モデルを発表。前モデルからメモリを強化。約0.7mm薄型化、約35g軽量化した。価格は1万5980円(税込、以下同)から。 - 中国TCL、カラー対応の反射型液晶ディスプレイ搭載タブレット発表 動作は電子ペーパーより滑らかで省電力
中国TCLは、反射型液晶を搭載したAndroidタブレット「TCL NXTPAPER」を発表した。TCLのディスプレイ技術「NXTPAPER」を採用した初の商用製品となる。価格は349ユーロ(約4万4000円)。 - 折り畳みディスプレイは弱点克服 次は「三つ折り」「ローラブル」?──モバイル端末の2021年を占う
2020年には初期のフォルダブルディスプレイの技術の弱点を補いつつ、さまざまな画面サイズや利用スタイルを採用したモバイル機器が登場した。「フォルダブル」の2020年を振り返りながら、モバイル端末を変えうる次の技術を占う。 - ラズパイ一体型キーボード「Raspberry Pi 400」登場 国内では2021年以降に発売
Raspberry Pi Foundationが、マイクロコンピュータ「Raspberry Pi」をキーボードに組み込んだ「Raspberry Pi 400」を発表。価格は70ドルから。日本では2021年以降に発売予定。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.