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積木のようで横にも積める「積紙」、コクヨなど3社が開発

紙を使った積木のような玩具「積紙」(つみし)のクラウドファンディングが始まった。重なった紙同士を噛み合わせることで横にもブロックを積める。

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 コクヨと廣栄紙工、デザインスタジオのWhateverは6月21日、紙を使った積木のような玩具「積紙」(つみし)のクラウドファンディングを「Kickstarter」で始めた。価格は7500円(税込)。


「積紙」(つみし)

重なった紙同士を噛み合わせて接合する

積木では不可能な形状も

 紙を積み重ねて作ったブロックが20個入ったセット。重なった紙同士を噛み合わせる(すき間に紙を挿入する)という新しい接合方法により、横にもブロックを追加できるのが特長。積木では不可能な形状も作れる。

 ただし構造が複雑で機械では製造できず、紙を積み上げる作業はすべて大阪の職人が手で行った。このためプロジェクトでは100個限定の試験販売とし、商品化は未定という。

 「KOKUYO DESIGN AWARD 2020」で優秀賞を受賞した「FROM TREE TO FOREST」からヒントを得てWhateverがデザインし、コクヨと廣栄紙工の技術で製品化した。FROM TREE TO FORESTは積み重ねた付箋紙を鉛筆に取り付け、いつでも付箋紙を使えるようにした文具。複数のFROM TREE TO FORESTがあれば付箋紙同士を噛み合わせて自立できた。


積紙のヒントになった「FROM TREE TO FOREST」

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