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ディープフェイクはどう作られる? 技術資料を無償公開 東大発ベンチャー
東京大学発のベンチャー企業NABLASが、「ディープフェイクと生成ディープラーニング」と題した技術資料を無償公開した。「ディープフェイク」を中心に、技術背景や実際に起きた事件などを解説している。
AI人材の教育やコンサルティングを手掛ける、東京大学発のベンチャー企業NABLASは6月21日、「ディープフェイクと生成ディープラーニング」と題した技術資料を無償公開した。動画中の人物の顔や音声を別人に置き換えてうその情報を発信する「ディープフェイク」を中心に、技術背景や実際に起きた事件などを解説している。
資料は同社のWebページ上か、もしくはPDFをダウンロードすることで読める。ディープフェイクに使われている顔画像処理や音声処理の概要や、「オートエンコーダー」「GAN」(敵対的生成ネットワーク)などの画像を生成するディープラーニングモデルの基礎を取り上げている。
併せて、ディープフェイクを悪用した事件の他、芸術やデザイン、工業製品検査などへの応用例も示すことで、技術背景、活用の課題と可能性を30ページに渡って論じている。
同社は資料のまとめの中で「表面的に理解して漠然と恐れたり期待するのではなく、できることや限界などを理解し、警戒するべきことは適切なレベルで警戒して対応し、活用するべきことは活用する姿勢(が重要だ)」としている。
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