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ジョン・マカフィー氏、バルセロナの獄中で自殺

セキュリティソフト会社McAfeeの創業者、ジョン・マカフィー氏(75)がスペインの獄中で自殺した。同氏は脱税などの疑いで2010年10月に逮捕され、自殺した日の朝、米国への引き渡しが承認された。

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 スペインのメディアEl Mundoは6月23日(現地時間)、米セキュリティソフト会社McAfee(2011年に米Intelが買収)の創業者、ジョン・マカフィー氏(75)がスペインの獄中で死亡しているのが発見されたと報じた。スペインの司法当局は、自殺の可能性が高いとしている。

 マカフィー氏は2010年10月に脱税とICO違法宣伝などの疑いで逮捕され、滞在していたバルセロナの刑務所に拘禁されていた。米テネシー州の連邦裁判所で係争中の脱税容疑が確定すれば、最長30年の懲役が科せられるはずだった。

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スペインでの逮捕の際のツイートに添えられていたセルフィー画像

 El Mundoによると、スペインの裁判所は同日朝、同氏の米国への身柄引き渡しを承認した。

 マカフィー氏は17日、自身の公式Twitterアカウントで「米政府は私が暗号資産を隠したと信じている。そうしていればよかったが、Team McAfeeによって解除されてしまい、すべての資産を押収された。友人は関係発覚を恐れて去り、私には何もない。それでも後悔していない」とツイートした。


 同氏の弁護士は米Reutersに対し、死因は獄中での首吊り自殺だと語った。

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マカフィー氏は自伝を自身のWebサイトで連載していた

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