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変異株で「換気」はより重要に ダイキンが“緩み”を指摘
ダイキンは24日、長期化したコロナ禍で人々の意識に緩みが生じていると指摘した。変異株が流行しつつある今、換気はこれまで以上に重要だという。
大手空調メーカーのダイキン工業は6月24日、換気を「十分にできている」人は3割という調査結果を発表し、長期化したコロナ禍で人々の意識に緩みが生じていると指摘した。変異株が流行しつつある今、換気はこれまで以上に重要だという。
ダイキンが全国の男女約500人を対象に今月実施した意識調査では「十分にできている」と答えた人が32%。「どちらかというとできている」(50.7%)を合わせると80%を超えるが、ダイキンは「徹底されているとは言い切れない」とみている。
国際医療福祉大学の松本哲哉教授(医学部主任教授)は「コロナ禍の長期化に伴い、換気の徹底に緩みが出ている」と指摘。「昨年の緊急事態宣言の頃から1年を経て異なるのは変異株の存在だ。感染力が強く、1密でも感染リスクが高いことが分かっている。仕事や学校で外出し、人と接する機会があるなら家庭でも換気は必要。実際に換気を徹底できるかが、今後の感染状況に差をつける」と警鐘を鳴らした。
ダイキンのWebサイトでは、住宅と店舗/オフィスに分けて換気方法をイラスト付きで紹介している。
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