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中日新聞、個人情報14万件漏えいか 委託先のサーバに不正アクセス
中日新聞が、委託先企業のサーバが不正アクセスを受けたとして、14万3000件の個人情報が漏えいした可能性があると発表した。
中日新聞社は6月24日、キャンペーンサイトの運営を委託していたランドマークス(東京都港区)のサーバが不正アクセスを受け、約14万3000件の個人情報が漏えいした可能性があると発表した。
漏えいした可能性があるのは、同社が提供する中日新聞や東京新聞、北陸中日新聞の企画として、2009年から19年にかけて開催したWebキャンペーン7種に応募した人の氏名、住所、性別、年代、新聞の購読歴、電話番号、メールアドレス。漏えいしただけでなく、情報が削除された可能性もあるという。
事態を受けた中日新聞社は24日、個人情報保護委員会に詳細を報告した。再発防止策として、ランドマークスなどの委託先企業にセキュリティの改善を指示する他、個人情報を管理する体制の強化を呼び掛けるとしている。
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