リチャード・ブランソン氏、ベゾス氏より9日早く宇宙へ
Vergin Galacticの創業者、サー・リチャード・ブランソン氏が、7月11日の同社宇宙船のテストフライトに参加すると発表した。Blue Originのジェフ・ベゾスCEOのフライトは7月20日の予定。ブランソン氏が世界で初の宇宙飛行億万長者になる。
米宇宙旅行会社Virgin Galacticの創業者、サー・リチャード・ブランソン氏(70)は7月2日(現地時間)、7月11日に予定している同社の宇宙船「VSS Unity」での宇宙へのテストフライトに参加すると発表した。
競合する米Blue Originのジェフ・ベゾスCEOは7月20日に自社宇宙船に乗船する予定で、億万長者として世界初の宇宙旅行者になるとみられていたが、ブランソン氏の方が9日早く宇宙に出ることになった。
ベゾス氏が所持する米メディア、Washington Postは、「ブランソン氏のフライトはもっと後に計画されていたが、億万長者の宇宙起業家として最初に大気圏から脱出するよう設定された」と書いた。ブランソン氏は同メディアのインタビューで、フライト予定を繰り上げたのは「正直なところ」ベゾス氏を打ち負かすためではないと語った。「マスコミはそう書き立てたいだろうが、われわれが同じ7月中にフライトするのは信じられないほど素晴らしい偶然だ」という。
Blue Originは前日、7月20日(アポロ11号が1969年に月面着陸した日)に宇宙船「New Shepard」に搭乗する4人目として、かつて宇宙飛行士を目指した女性パイロットのさきがけ、ウォーリー・ファンク氏(82)が参加すると発表した。「宇宙に飛ぶ史上最年長の人物になる」。他に乗船するのは、ジェフ・ベゾス氏とその弟、オークションで権利を勝ち取った人(まだ公表されていない)だ。
ファンク氏は2012年、Virgin Galacticが売り出した宇宙旅行のチケットを20万ドル(約2200万円)で購入したが、Virginはまだ商業フライトを開始していない。
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