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日本の国立研究所が電子契約に「Adobe Sign」を初導入 多言語対応などを評価
量子科学技術研究開発機構(量研)は国立研究所として初めて、米Adobeの電子サインサービス「Adobe Sign」を採用したと発表。国内外の研究機関との契約業務を電子化し、職員の業務効率化を図るという。
放射線科学などを研究する量子科学技術研究開発機構(量研)は7月5日、国立研究所として初めて、米Adobeの電子サインサービス「Adobe Sign」を採用したと発表した。国内外の研究機関との契約を電子化し、職員の業務効率化を図るという。
Adobe Signは同社のPDF編集ソフト「Adobe Acrobat Pro DC」に付属する機能。他社の文書編集ソフトとも連携し電子署名できる。量研は、英語や独語、仏語など計34言語への対応や、セキュリティの信頼性が高いPDFで文書を長期間保存できる点などを採用の理由に挙げた。
量研はこれまで、外部との秘密保持契約などを紙ベースでやりとりしていたという。多額の郵送費や紙文書の保管費用がかかっていた他、契約業務を進めるために担当者が出勤しなければならない問題もあったとしている。
量研は今後、人事業務や商業取引などにもAdobe Signを導入し、ペーパーレス化と業務効率化を進める方針。
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