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大正大学がバーチャルキャンパス開設 狙いは受験生との交流 「キズナアイ」も“学長”に就任
大正大学が7月31日にバーチャルキャンパスを開設すると発表。PCやスマホから参加でき、高校生と学生が交流する場を目指す。キャンパスの学長には「キズナアイ」を起用した。
大正大学は7月7日、大学の施設をVR空間に再現した「バーチャルキャンパス」を7月31日に開設すると発表した。学生や教員に加え、高校生などがPCやスマートフォンから無料で参加できる。キャンパスの学長にはバーチャルYouTuberの「キズナアイ」を期間限定で起用。同大は「受験生が学生などと交流できる場を目指す」としている。
大正大学の8号館をVRで再現。利用者は同大のキャラクター「T-DUCK」を模したアバターなどを操作し、建物内のエントランスやカフェを歩き回れる。チャットや音声でのコミュニケーションも可能という。
学生や教員は当番制でVR空間にアクセスし、受験生からの質問や相談に対応する。7月31日にはキズナアイさんが登壇するイベントを実施し、AIをテーマにしたクイズ大会などを行う予定。
企画や運営には、オリジナルのVR空間が作れるバーチャルイベントサービス「cluster」を提供するクラスターが協力。バーチャルキャンパスを巡っては、立教大学なども実現に向けた研究を進めている。
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