Evernote創業者によるWeb会議ツール「mmhmm」、ソフトバンクGなどから1億ドルのBラウンド増資
Evernote創業者のフィル・リービン氏率いるmmhmmが1億ドルを調達した。ラウンドB増資をリードしたのはソフトバンクビジョンファンド。年内にiOSおよびAndroid版もリリースする計画だ。
Evernote創業者のフィル・リービン氏率いる米Web会議エフェクトツール企業mmhmmは7月7日(現地時間)、ラウンドB増資でソフトバンクGなどから1億ドルを調達したと発表した。
mmhmmはリービン氏のスタジオAll Turtlesのプロダクトの1つとして2020年に生み出されたツール。コロナ禍のパンデミックの中で、Web会議を楽しく、生産的にすることを目的として開発してきた。
今回のラウンドをリードしたのはソフトバンクGのソフトバンクビジョンファンドで、Sequoia Capital、Mubadala Capital、Human Capital、World Innovation Labなどが参加した。
これに伴い、Softbank Investment Advisersのパートナー、リディア・ジェット氏と、Sequoia Capitalのパートナー、ロエロフ・ボタ氏が取締役に就任する。
リービン氏は、立ち上げからわずか1年でラウンドB増資をする理由を、通常は4、5年かかる投資家に売り込む期間を1年で完了でき、ユーザーに全力を注げるようになったからだと説明した。
同社は投資家向けに制作したという今後追加していく機能の紹介動画を公開した。その中で、今後数週間中にiOS版を、今年後半にはAndroid版のmmhmmを提供するとしている。また、Zoom、Google、Microsoft、Cisco Webexなどでmmhmmを利用できるよう、専門チームを立ち上げているという。
なお、発音しにくい社名およびツール名の「mmhmm」は「ふふーん」というような意味。発音は、リービン氏の動画を参照されたい。
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