シャープが「水曜どうでしょう」のディレクターをあえて起用した理由 コラボ首掛けスピーカーの発売で
シャープは14日、「水曜どうでしょう」のディレクターの声を音声ガイダンスに採用した「AQUOSサウンドパートナー」を発表した。
シャープは7月14日、北海道テレビ放送(HTB)のバラエティ番組「水曜どうでしょう」のディレクターの声で操作を案内する首掛けスピーカー「AQUOSサウンドパートナー」(AN-SS2)を発表した。8月18日から「HTBオンラインショップ」で販売する。価格は2万2000円(税込)。
番組の人気ディレクター、藤村忠寿さんと嬉野雅道さんによる26種の音声ガイダンスを収録した。例えばバッテリー残量が少なくなると「おっ、早くお前充電しろって、充電しろっつってんだよ」、音量設定が最大になると「もう、最大だって!もう、無理だって!」など番組と同じ横柄な口調で知らせる。
シャープによると、今回のコラボはAQUOSサウンドパートナーの開発担当者が番組のファンで、シャープ公式Twitterの「中の人」(担当者)が以前から番組ディレクター陣と交流があったために実現したという。タレントではなく、あえてディレクターを起用したのは「使用者が番組に参加しているように感じられるから」という。
藤村忠寿ディレクターは「どうでしょう藩士(番組の熱心なファン)にしか売ってはいけない商品ですね。だってこいつは口調が横柄ですから。こんな家電はありません。ただ、藩士の皆さまなら身悶えるような快感を得られることでしょう。だって、大泉さん(大泉洋さん)やミスターさん(鈴井貴之さん)がいつも聞いているディレクションの声があなたの耳元で聞こえるんだから。つまりはこれを装着すればあなたもどうでしょう軍団の一員ということです」と話している。
AQUOSサウンドパートナーは、テレビやスマートフォンの音を耳元で聞けるBluetooth接続の首掛けスピーカー。コラボモデルでは本体や付属Bluetooth送信機、商品パッケージに水曜どうでしょうのロゴをプリントした。
水曜どうでしょうは、1996年から放送している北海道テレビ放送の人気“旅バラエティ”。当初は深夜のローカル番組だったが、出演者の大泉洋さん、鈴井貴之さんと2人のディレクターの絶妙なやりとりが支持され人気番組に。現在は全国30局で放送している。
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