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「Google Glass」法人向けモデルが日本でも 17万8000円で8月発売
米Googleの日本法人はメガネ型デバイス「Google Glass」の法人向けモデル「Glass Enterprise Edition 2」を8月10日から日本で提供する。メーカー希望小売価格は1台17万8000円(税込)。
米Googleの日本法人Google Japanは7月15日、メガネ型デバイス「Google Glass」の法人向けモデル「Glass Enterprise Edition 2」を8月10日から日本で提供すると発表した。販売はNTTドコモと電算システム(岐阜県岐阜市)が担当する。メーカー希望小売価格は1台17万8000円(税込)。
2017年に発売した「Glass Enterprise Edition」の新モデルで、米国では19年から販売している。OSにはAndroid 8.1を採用し、搭載する800万画素のカメラで外部に映像を送信できる他、ビデオ会議ツール「meet」も使えるという。
ディスプレイ解像度は640×360ピクセル。工業や製造業、流通などでの利用を見込み、外部からの指示をディスプレイで見ながら倉庫内の商品を取り出す、ハンズフリーで教材を確認しながら部品を組み立てるといった用途を想定するという。
Google Glassは2012年に開発を発表。14年に一般販売を始めるも、15年に提供を終了し、以降は米国向けに法人向けモデルのみを提供していた。
【訂正:2021年7月16日午後4時30分 当初掲載していた製品画像が米国向けモデルだったため、日本向けモデルに差し替えました。訂正しておわびいたします。】
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