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五輪の声援をAIで感情分析、マップに可視化 応援したい国や競技へのメッセージ募集
AIベンチャーのI'mbesideyouは、東京五輪に出場する選手への応援メッセージを集め、AIで感情を分析してマップに表示する無料のサービス「UNITE BY EMOTION」を発表した。
AIベンチャーのI'mbesideyou(東京都世田谷区)は7月19日、東京五輪に出場する選手への応援メッセージをユーザーから集め、AIで感情を分析し、地球儀型マップに表示する無料のサービス「UNITE BY EMOTION」を発表した。現在メッセージを募集中で、正式サービスは23日に開始予定。
ユーザーは専用サイトに画像か動画をアップロードし、名前を記入して応援したい国や競技を選択、任意でコメントを付けて応援メッセージを投稿する。独自の感情分析AIで投稿内容を「Happiness」(幸せ)、「Sadness」(悲しい)、「Anger」(怒り)などに色分けし、マップ上にランダムで表示する。応援メッセージを国別に表示することも可能という。
公開済みのティーザーサイトではまだ可視化は始まっていないが、すでに応援メッセージの投稿は可能。このサービスを始めた理由について同社は「スポーツの祭典が無観客開催になることは想定外だった。アスリートや観戦を楽しみにしていた人に向けてできることを考えた結果」としている。
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