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IPA、ITパスポートなど13試験の受験料値上げ 5700円→7500円に 筆記は今秋、CBT方式は来春から
情報処理推進機構(IPA)が、ITパスポートなど12の試験から成る「情報処理技術者試験」と「情報処理安全確保支援士試験」の受験料を、5700円から7500円に値上げする。
情報処理推進機構(IPA)は7月16日、ITパスポートなど12の試験から成る「情報処理技術者試験」と「情報処理安全確保支援士試験」の受験料を、5700円から7500円に値上げすると発表した。筆記で行う10試験については今秋から適用となる。新型コロナ対策や一部試験区分での「CBT」(コンピュータを使った試験方式)開始などによる、試験実施コストの増加を値上げの理由としている。
既にCBT方式で実施している、ITパスポート試験、基本情報技術者試験、情報セキュリティマネジメント試験の3試験に関しては、経過措置適用で2021年度実施分の受験料を据え置き、22年度から値上げする。
情報処理技術者試験と情報処理安全確保支援士試験は、情報処理技術者としての知識・技能が一定以上の水準であることを認定する国家試験。経済産業省が所管し、IPAが試験を実施している。これまでの累計の応募者数は約2087万人、合格者数は約295万人で、20年度の応募者数も約30万人に上るという。同試験の受験手数料は「情報処理の促進に関する法律施行令」で定められており、これを改正する政令が同日に閣議決定された。
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