放射線防護用メガネ由来のサングラスがテレワークに向いている理由 「5G EGIS」はずり落ちない:分かりにくいけれど面白いモノたち(3/3 ページ)
今回取り上げるは「言語化しづらいけど面白いガジェット」はサングラス。当然ただのサングラスではありません。
「今はマスクが当たり前ですから、そこにサングラスまで加わると、ちょっと怪しくなりすぎてしまいます。また、室内での利用も考えていたので、透明だけどUV99%以上カットできるクリアサングラスレンズや、色が薄くて目に入る光を整理する機能を持ったグラデーションレンズも用意しました」と杉本氏が言うように、用意された3種類のレンズは、どれもかなりのハイスペック。サングラスとして一般的な色の濃いタイプがいきなり偏光レンズで、しかも背後やサイドからの紫外線にも対応するWUVカット仕様です。
個人的に面白いと思ったのが、グラデーションレンズ。乾レンズのハイドコートというものだそうで、実際に試したところ、コントラストが上がる感じで、物がとても見やすくなりました。
まぶしさを感じやすい光をカラーバランスを整えながらカットする機能を持っているのだそうです。パソコン作業や、展示会などの複数の色温度の光が混ざる現場などで使えて、しかも、ちゃんと目元が見えるのに、外での太陽光の眩しさにも対応するという、ほとんどコロナ禍の中、ゴーグル的な機能を持つ、このサングラスにぴったりのレンズだと思います。
これだけのハイスペックを備えつつ、立体的な迷彩柄を施す遊び心も忘れないちゃめっ気のようなものが、スギモトデザインスタジオの個性なのですが、やはり個性的過ぎるという自覚があるのか、この「5G EGIS」は、まずMAKUAKEでのクラウドファンディングでスタートします。一般向けの販売は年末くらいになるそうなので、早く手に入れたい方、安く手に入れたい方は、クラウドファンディングを使ってみてください。
個人的には、仕事や取材に使えそうなグラデーションレンズタイプを手に入れて、パソコン用と外取材用の2種類の度数が違うインナーフレームと合わせて使いたいと考えています。
関連記事
- 15インチノートPC対応革カバンなのに重さは640g、折りたためて1万9800円 老舗野球グローブメーカーの秘密
薄くて軽くて安い革製バッグはなぜ実現できたのか。その秘密は、そのメーカーの本業にありました。 - 初音ミク×中村獅童の超歌舞伎「御伽草紙戀姿絵」はどう作ったか 超会議・超歌舞伎総合プロデューサーに聞いた 「江戸時代の歌舞伎はフジロック」
ニコニコ超会議の目玉の一つ、中村獅童と初音ミクによる超歌舞伎を作ったドワンゴの横澤大輔専務に話を聞いてきました。 - カーボン削り出しのトースター「Sumi Toaster」がなぜ最新のオーブントースターに勝てるのか 開発陣に聞いてきた
削いで削いで作られた美しいトースター。コンロに乗せて焼きます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.