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年収800万円以上のエンジニアは「Rust」と「Go」に注目 転職サービスが1000人調査
ファインディのエンジニア約1000人への調査で、年収800万円以上のエンジニアが注目する言語は「Rust」と「Go」という結果が出た。
年収800万円以上のエンジニアが注目する言語は「Rust」と「Go」――エンジニア向けの転職サービス「Findy」を運営するファインディ(東京都品川区)は8月2日、エンジニア約1000人への調査で、こんな結果が出たと発表した。
同社はエンジニア1044人を年収600万未満、600万円以上、800万円以上に分類。「今後、習得・強化したいプログラミング言語」を聞いたところ、1位は「Rust」と「Go」(いずれも26%)だった。3位は「Python」(24%)、4位は「TypeScript」(23%)と続いた。Goは年収600万円以上、600万円未満でも1位だった(順に27%、35%)。
各年収のエンジニアが現在の業務で使っている言語を聞いたところ、600万未満と600万円以上は「JavaScript」が順に60%と40%で最多。800万以上は「Python」が38%で最多だった。
Rustは、Webブラウザ「Firefox」を開発している米Mozillaが手掛けるオープンソースのプログラミング言語。7月には米Facebookが開発言語として採用する方針を明かしている。Goは2009年に米Googleがリリースしたオープンソースのプログラミング言語で、他の言語より動作が軽く、処理速度が速いのが特徴という。
調査は6月30日から7月18日にかけてネット上で行った。
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