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Amazon、15億ドルの自社専用空輸拠点「Air Hub」をケンタッキーに開港 配送高速化
Amazonが、広大な自社専用空輸拠点をケンタッキー州北部に開設した。約15億ドルを投じた「Air Hub」には自社貨物機の格納庫やロボットによる仕分けセンターなどがあり、全米の配送拠点になる。
米Amazon.comは8月11日(現地時間)、ケンタッキー州北部に約15億ドル(約1656億円)を投じた自社専用空輸拠点「Amazon Air Hub」を開設したと発表した。これにより配送の迅速化とロイスティクスネットワーク管理強化が実現できるとしている。
Amazonはこの計画を2017年に発表した。約束どおり、2000人以上の新たな雇用を創出した。
Amazonは2016年に航空貨物部門「Amazon Air」を立ち上げており、既に専用貨物飛行機も保有しているが、これまでは既存の空港のみで運営してきた。
シンシナティ・ノーザンケンタッキー国際空港(CVG)に併設するAir Hubは、同社の全米の貨物ネットワークの中心(ハブ)として機能する見込み。100機のジェットを収容できる格納庫、立体駐車場、ロボットによる荷物の仕分けセンターなどががあり、この施設の開設により、米国での同日配送機能を強化できるとしている。
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