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グローブなしで触覚を再現する「Touch&Fold」、非使用時は爪側にくるりと収納 シカゴ大学が開発:Innovative Tech(3/3 ページ)
通常は爪に張り付いているが、触る場面になると指の腹に移動する触覚センサー。
通常のタイヤからレーシングタイヤへ交換する過程では、素手の指の腹で実物のタイヤを触って通常のタイヤの質感を感じ、バーチャルでは交換するレーシングタイヤの凸凹を圧力で知覚する。線形共振アクチュエーターの振動で質感も得られる。
他にも自転車に乗っている状況で、素手でグリップを握り、必要な際にバーチャルオブジェクトをタップ、スライドして、テキストを打つ、地図を拡大するなどの簡単な操作を触覚を感じながら行える。
ユーザー実験の結果では、爪に振動アクチュエーターを装着する先行研究と比較して、本デバイスの方がよりリアルに感じらる結果を示した。また触覚フィードバックを感じながら、手先の器用さをあまり損なわず操作できることも示された。
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島村ジョーのように加速はできないけど、奥歯をスイッチにすることはできる。
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