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Tesla車の複数の緊急車両衝突事故について米交通当局が正式調査開始

米運輸省道路交通安全局(NHTSA)はここ数年のTesla車による緊急車両衝突事故について調査を開始した。自動運転中の運転タスクへのドライバーの関与を監視、支援、実施するために使われる技術と方法を評価する。

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 米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は8月13日(現地時間)、米Teslaの自動運転車が繰り返し駐車中の緊急車両と衝突しているとして、自動運転ソフトウェアの正式調査を開始したと発表した。

 nhtsa

 2014年〜2021年に販売されたTeslaのModel Y、X、S、3の約76万5000台が対象。公開された発表文には、2018年1月からの11件の事故について調査するとある。

 NHTSAによると、これらの事故のほとんどは暗い中で起きており、自動運転ソフトは緊急車両のヘッドライト、警告灯、設置された蛍光矢印板やコーンを無視したという。すべての事故で、衝突の際、自動運転または交通認識クルーズコントロールのいずれかのモードになっていた。

 この調査では、「自動運転中の運転タスクへのドライバーの関与を監視、支援、実施するために使われる技術と方法を評価する」。

 調査結果によっては、リコールまたはその他の執行措置につながる可能性がある。

 Tesla車を含む現在の自動運転機能搭載車両は、自動運転モードでもドライバーはいつでも手動に切替えられるよう注意していることが義務付けられている。

 NHTSAは6月、Teslaや米Alphabet傘下のWaymoなどを含む自動運転機能を提供するすべての企業を対象に、運転支援システムに関連する車両事故発生から1日以内の事故報告を義務付ける新規則を発令した。

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