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“感謝の気持ち”送り合うアプリで社内活性化 ブロックチェーン活用、博報堂など開発
従業員同士が感謝や称賛の気持ちをデジタルカードで送り合えるスマホアプリ「PRAISE CARD」が登場。カードの送受信量などはブロックチェーンで管理し、社内の“活気”を分析できる。
博報堂は8月17日、従業員同士が感謝や称賛の気持ちをデジタルカードで送り合えるスマートフォンアプリ「PRAISE CARD」(プレイズ カード)の試験提供を、法人向けに始めた。カードの送受信量や保有量はブロックチェーンで管理する仕組み。社内コミュニケーションの活気を分析し、職場環境の改善に生かせるという。
テレワークで希薄化した従業員同士の信頼感やつながりを取り戻すべく、日本ユニシスと共同で開発した。
導入企業は、従業員に求める行動指針や企業価値を記載したカードを設定。例えば、「Challenger(チャレンジを続ける姿勢に心を打たれます!)」「Customer Focused(お客様目線の気づきをありがとう!)」といったカードを作り、従業員同士で送り合える。
カードの送受信量や保有量はブロックチェーンに記録し、従業員の関係性や、誰が誰に送ったのかを分析。部署や部門、全社内での活気を可視化することで「組織の課題を見つけて職場環境の改善ができる」としている。
ブロックチェーン技術の活用支援を行う博報堂のプロジェクト「HAKUHODO Blockchain Initiative」と、マーケティングを手掛ける博報堂コンサルティング、日本ユニシスが共同で開発した。
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