「ではビートルズ、イン・マイ・ライフをどうぞ」 ポッドキャストなのに商用音楽を使った音楽番組ができるSpotify「Music + Talk」が楽しすぎる:CloseBox(2/2 ページ)
最近はポッドキャストにも力を入れているSpotifyが投入した「Music + Talk」をさっそく使ってみた。
楽曲とトークファイルを交互に配置するだけ
まず、ポッドキャストの種類として「Music」を選ぶ。これが、Music + Talk、Spotifyの楽曲をポッドキャスト番組にはさみこむためのワークフローだ。最初にSpotifyアカウントとの連携を促されるので許可しておく。
左側の検索ボックスでSpotifyの楽曲を探し、目的の楽曲の+ボタンを押すと、右側のエピソードトラックに追加される。何曲か入れたら、自分のトークを追加する。
自分のトークは分割したオーディオトラックをあらかじめ保存しておき、ドラッグ&ドロップして楽曲と交互になるように配置する。自分のトークの最後に「ではビートルズ、イン・マイ・ライフをどうぞ」、最初に「ペニー・レインをお届けしました」などと入れておけば、もうラジオのDJ気分だ。思わずジングルを作ろうと考えるくらい本格的な番組が手軽にできてしまう。
ただ、これは1本のオーディオトラックというよりは、自分のトークエピソードとSpotifyの楽曲をアプリから交互に再生する機能を使っているため、Spotify以外のプラットフォームでは当然利用できない。また、フル楽曲を再生できるのはPremiumプランのユーザーだけで、無料プランでは30秒のサワリ部分しか聞けない。
そして、エピソードをすぐに公開できるわけではない。審査が入るのだ。筆者の場合は1時間くらいかかったが、いつもそうなのかは分からない。
それでも、これはまぎれもない「ラジオ番組」だ。自分が好きな曲を選んで、そのエピソードを話したり、音楽好きなら一度はやってみたいと思っていたことが、今日からできるのだ。
できたエピソードはこちら。Spotifyアプリで聞いてほしい。できたらPremiumアカウントで。
次はどのテーマでいくかな、と早くも夢想している。
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