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PayPay、加盟店向け手数料を無料から1.6%に 離脱防止に3%還元キャンペーンも
PayPayが、年商10億円以下の加盟店に対し、10月から決済システム手数料を設定すると発表した。加盟店向けの決済管理サービスに加入する事業者には1.6%、それ以外には1.98%の手数料を設定する。
PayPay社は8月19日、キャッシュレス決済サービス「PayPay」について、年商10億円以下の加盟店に対し、10月から決済システム手数料を設定すると発表した。加盟店向けの決済管理サービス「PayPayマイプラン ライトプラン」(月額1980円)に加入する事業者には1回の決済ごとに1.6%、それ以外には1.98%の手数料を設定する。
手数料の設定に伴う加盟店の離脱を防ぐ施策として、決済額の3%を店側に還元する参加制キャンペーンも実施する。期間は10月から22年3月31日までで、上限額は100万円。申し込みは8月19日から受け付ける。
PayPayの加盟店数は21年8月時点で約340万店。個人経営の飲食店などにPayPayを導入してもらうため、PayPay社はこれまで年商10億円以下の加盟店には決済システム手数料を設定していなかった。ただし21年10月以降に決済システム手数料を設定することは以前から予告していた。
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