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レトロでかわいいニコン「Z fc」は見た目で買っちゃっていい趣味のミラーレス一眼だった:荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/5 ページ)
6月に発表した途端、大きな反響を呼び、予約が殺到したというニコンのAPS-Cミラーレス「Z fc」。何しろ、「レトロ」で「かわいい」のである。
上部にはシャッタースピードとISO感度、そして露出補正のダイヤルがあり、絞り値は電子ダイヤルでコントロールする。右肩に付いてる小さな液晶モニターは絞り値を表示するためのものだ。
で、ダイヤルがいっぱいあってカチカチと自分で回さねばならないマニュアル機といえばさにあらず。
撮影モードレバーを「AUTO」にしちゃえば、普通に「フルオート」で使えるのだ。ISO感度もオートになる。フルオート時も露出補正ダイヤルが使えるのはいい(これはオフにもできる)
PSAMの各種モード時はISO感度はマニュアル設定固定になる。ISOオートにするにはメニューから「感度自動制御」をオンにしなきゃいけない。
これをオンにしておくと、自動的に上がるのはいいんだけど、あえてスローシャッターで撮りたいときにいちいちオフにしなきゃいけなくて、ちょいと不便を感じる。
ISO感度にAUTOポジションがあってもよかったかな。
ただ、Z fcをZ fcっぽく使うなら、感度自動制御はオフにするのがおすすめ。常にISO感度を意識して使うってのもなかなか楽しい。
時にはISO感度を高くしたまま忘れてて無駄に高速シャッターで撮っちゃったり、逆にISO100に固定したまま夜になっちゃって手ブレ写真量産したりするのもまたよし。
そういうのも含めて撮影を楽しむカメラだ。
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