ニュース
体に合ったブラジャーをAI診断するWebアプリ 過去に着た下着から分析
下着メーカーのHEAVEN Japanが、体形に合ったブラジャーをAIで診断するWebアプリ「AIするブラ診断」を公開した。コロナ禍によりECサイトで下着を買う人が増えた結果「自分に適した製品が分からない」という相談が増えたことから開発したという。
下着メーカーのHEAVEN Japan(大阪府河内長野市)は8月30日、体形に合ったブラジャーをAIで診断するWebアプリ「AIするブラ診断」を公開した。ユーザーの年代や過去に着たことのある下着を基に、体形に合った自社製品を提案する。コロナ禍によりECサイトで下着を買う人が増えた結果「自分に適した製品が分からない」という相談が増えたことから開発したという。
ユーザーはメーカー、ブランド名、商品名、型番などから、これまでに着たことのあるブラジャーをWebアプリ内で検索。自分が使ったブラジャーとそのサイズを入力し、着け心地を100点満点で採点する。
診断には最低2種類のブラジャーの情報が必要。AIにはHEAVEN Japanが運営する下着の試着サービスで集めたデータを学習させたという。
サービスの開発には大阪府立大学大学院の佐賀亮介准教授(人間社会システム科学研究科)が協力した。HEAVEN Japanは今後、AIするブラ診断で集まったデータを活用し、AIの改善を進めるとしている。
【訂正:2021年9月1日午後1時 当初、大阪大学大学院と表記していましたが、正しくは大阪府立大学大学院でしたので修正しました】
関連記事
- 乳がん見つける“IoTブラジャー” メキシコの19歳青年が開発 日本にも進出か
乳がんの早期発見を助けるIoTブラジャー「EVA」。乳がんで苦しむ多くの女性を救うための画期的な製品を開発するのは、メキシコの19歳男子学生という。 - 「スマートブラジャー」でストレス計測、繊維メーカーが事業化へ 客室乗務員には高評価
繊維メーカーのミツフジがスマートブラジャー「iBRA」を開発。体形をスマートに見せるものではなく、着用した人の生体情報を取得し、ストレスなどを可視化するスマート(賢い)なブラジャーだ。 - ZOZOで体型に合った靴とブラジャー開発へ 「5年以上の経験者」を募集
「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイが、体型にぴったり合う靴やブラジャーの製品開発を進めていることを明かした。「ZOZOSUIT同様、靴やバスト回りも自宅でサイズ計測できそう」としている。 - スマホの写真2枚で自動採寸するアプリ、そごう・西武が導入 AIで身体サイズを推定
そごう横浜店と西武池袋本店が紳士服のワイシャツ売り場にAIを使ったB2B向けの採寸アプリ「Bodygram」を導入する。3カ月間のトライアル後、他店舗への順次導入を検討する。 - 紳士服のコナカ、採寸アプリに本腰 服を着たまま写真4枚でスーツを提案
紳士服を販売するコナカが、スマートフォンで撮影した写真を使って服のサイズを測れるアプリを改良。スーツやコートの採寸・注文を可能にした。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.