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SBI、テーマ投資&ロボアドの「FOLIO」買収
SBIが、テーマ投資やロボアドバイザーを提供する金融ベンチャーのFOLIOを買収。FOLIOのシステム基盤を導入したファンドラップ「SBIラップ」(仮称)をSBI証券から提供するなど、顧客基盤を拡大する計画だ。
SBIホールディングスは8月31日、テーマ投資サービスやロボアドバイザーを提供する金融ベンチャーのFOLIOを買収したと発表した。年度内をめどに、FOLIOの基盤を導入したファンドラップ「SBIラップ」(仮称)をSBI証券から提供するなど、両社の強みを掛け合わせた新商品を開発し、顧客基盤を拡大していく計画だ。
SBI子会社のSBIファイナンシャルサービシーズが、FOLIOの親会社・FOLIOホールディングスの株式を第三者割当増資などで取得し、連結子会社化した。FOLIOは2018年にLINEと資本提携しており、SBIによる子会社化後も、LINE Financialが主要株主として残る。
FOLIOは、テーマごとに1万円台から投資できる「テーマ投資」、ロボアドバイザー「FOLIO ROBO PRO」「おまかせ投資」などのBtoC事業と、ラップ運用などの運用基盤システムを提供する「4RAP」といったBtoB事業を展開する企業で、2015年設立。
FOLIO買収後も、SBIグループは、独自のロボアドバイザー「WealthNavi」(ウェルスナビ)を引き続き提供する。
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