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「LINEスマート投資」、スマホと身分証で口座開設 最短で翌営業日に取引開始
LINE Financialが、スマートフォンと身分証で本人確認を完了させ、口座開設できる機能を提供。これまでは郵送で本人確認書類の提出が必要だったが、オンライン上で本人確認フローが完結。申し込みから最短で翌営業日から取引が可能となる。
LINE Financialは11月5日、LINE上から投資できるサービス「LINEスマート投資」で、スマートフォン上で口座開設が完結する機能の提供を始めた。本人確認書類と撮影した顔写真を提出して申し込みをすると、最短で翌営業日から取引できるという。
本人確認には、金融関連のシステム開発を行うシンプレクス社のAI技術を活用。本人確認プラットフォーム「Deep Percept for eKYC」上で、本人確認書類の顔写真と本人画像のデータを照合する。これまでは口座開設申し込み後、郵送で本人確認書類を提出する必要があり、申し込みから取引開始まで最短5営業日かかっていたが、この期間を短縮する。
LINEスマート投資は、LINEアプリ内の「LINEウォレット」タブからアクセスできるモバイル投資サービス。テーマ型投資を行うオンライン証券会社FOLIOが提供する投資サービスを基盤にしている。サービス上では、500円から積立投資ができる「ワンコイン投資」と、5GやAIなどトレンドに沿ったテーマを選択できる「テーマ投資」を提供。投資未経験者や初心者へのサービス拡大を目指す。
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