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接触確認アプリ「COCOA」、高齢者・障害者にも使いやすく 22年3月までの達成目指す

厚生労働省が、新型コロナ接触確認アプリ「COCOA」を高齢者や障害者にも使いやすいようにする方針を発表した。2022年3月までに達成を目指す。

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 厚生労働省は9月8日、新型コロナウイルス感染症の接触確認アプリ「COCOA」(iOS/Android)を高齢者や障害者にも使いやすいようにする方針を発表した。2022年3月までに、「見出しやラベルを付ける」「音声解説を提供する」など38項目を満たすことを目指す。

 対応を目指すのは、Webコンテンツの配慮設計(Webアクセシビリティー)について定めたJIS規格「JIS X 8341-3:2016」。全部で61項目の達成基準がある。

 「タイトルを付ける」「情報を意味ある順序にする」など25項目の基準を達成するとレベルA、「見出しやラベルを付ける」「音声解説を提供する」など13項目を満たすとレベルAA、「手話の用意」など23項目満たせばレベルAAAになる。総務省は公的機関のサイトなどでレベルAAへの対応を推奨しており、COCOAでもレベルAAを目指すとしている。

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Webアクセシビリティーの達成基準(レベルAとレベルAA、ウェブアクセシビリティ基盤委員会より引用)

 厚労省は同日、COCOAをアップデートした。陽性者と接触した可能性がある場合の通知の表示方法を修正し、ダウンロードエラーが起きた場合にダウンロードを繰り返す処理を追加した。

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