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Oracle、自社IaaSのオンライン講義を無償提供 日本語含む13言語で
米Oracleが、IaaS「Oracle Cloud Infrastructure」(OCI)の利用に必要な知識を学べるオンライン講義の無償提供を始めた。日本語を含む13言語に対応。「ユーザーがOracle Cloudへの投資の価値を最大化できるようにする」(同社)という。
米Oracleは9月8日(現地時間)、IaaS「Oracle Cloud Infrastructure」(OCI)の利用に必要な知識を学べるオンライン講義の無償提供を始めた。日本語を含む13言語に対応。OCIについての知識を問う認定試験も期間限定で無償提供する。「ユーザーがOracle Cloudへの投資の価値を最大化できるようにする」(同社)という。
オンライン講義では、クラウドの基礎知識やOCIが搭載する機能、ワークロードの管理方法、これらの管理業務を自動化する方法などを動画で公開。認定試験は、OCIを活用したインフラ構築の基礎知識を問うものなど5種類を提供するという。試験は当初英語などで提供し、年内に日本語版を公開する。
OCIを巡っては2019年5月、日本オラクルが東京リージョンを開設。20年2月には大阪リージョンも開設するなど、日本での展開を進めている。
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