Zoom、30カ国語の字幕やFacebookのVR会議対応など多数の新機能
Zoomが今後数週間から数カ月中に提供する多数の新機能を発表した。自動字幕や自動翻訳、Facebookのメタバースでも使えるホワイトボードなど。ハイブリッドワーク向けの機能もある。
Web会議サービス「Zoom」を運営する米Zoom Video Communicationsは9月13日(現地時間)、今後数週間から数カ月中に提供する予定の多数の新機能とハードウェアを発表した。
主な新機能を簡単に紹介する。
字幕の30カ国語対応と12カ国語でのライブ翻訳
英語の自動ライブ字幕は2月から提供しているが、来年末までに最大30カ国語での自動ライブ字幕の提供を開始する。
ライブ翻訳も来年末までに12カ国語で提供の予定。
それぞれに日本語が含まれるかどうかは不明だ。
Zoomウィジェットで手軽に会議参加
Zoomウィジェットは「会議のスケジュールを一目で確認したり、簡単なチャットを送信できる」ウィジェット。提供時期は不明。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
Zoom Whiteboard(ホワイトボード)
Zoom Whiteboardは年内にβ版として提供予定の、Web会議、Zoomチャット、メールで共有できる“ホワイトボード”。会議室に置いたホワイトボードのように、チームメンバーがその上で共同作業できる。
FacebookのHorizon WorkroomsでのZoom Whiteboard利用
米Facebookが8月に発表したHorizon WorkroomsでZoom Whiteboardを使えるようにする。こちらは来年前半に提供の予定。(別記事)
SharePointやBoxとのネイティブ統合
米MicrosoftのOfficeや、米BoxのクラウドストレージBoxなどとネイティブ統合する。統合されれば、アプリ間を行き来せずに、Zoomクライアント内でコンテンツを簡単に共有し、共同作業できるようになる。年内実施の予定。
Zoom PhoneのE2EE
日本でも提供しているクラウドPBXサービス「Zoom Phone」をエンドツーエンド暗号化(E2EE)対応にする。Zoomクライアント経由の1対1の通話が対象。公式ブログに詳細な説明がある。
ハイブリッドワーク向け機能
MicrosoftのTeamsや米GoogleのWorkspace同様に、コロナ禍によるハイブリッドワーク(リモートワークとオフィスワークの混合体制)向けの機能も発表した。
- スマートギャラリー:会議室からの会議参加者を個別の動画フィードにし、リモートワークの参加者と同列に表示する
- ホットデスク:Zoom Phoneユーザーが各自の内線番号とPINを使って、プロビジョニングされている固定電話に一時的にサインインできる機能
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
Logitechなどの関連ハードウェア
会議室用のハードウェアポートフォリオ「Zoom Rooms Appliance」に「Logitech Rally Plus Appliance」や「Neat Bar Pro」などが加わる。
ここで紹介したのは新機能の一部だ。Zoomが紹介したすべての新機能については公式ブログを参照されたい。
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