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「ねむねむ」「起きた〜」――ペットとLINEできる見守りサービス登場 犬・猫の状態をセンサーで取得、NECのAIで言語化

NECが、センサーで取得したペットの状態を、「LINE」のチャット形式で把握できるサービスの予約販売を始めた。センサーで取得した活動量などをAIで分析。結果を「ねむねむ」などペットの振る舞いに応じたメッセージに変換して、ユーザーに送信する仕組み。

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 NECは9月28日、センサーで取得したペットの状態を、「LINE」のチャット形式で把握できるサービス「waneco talk」(ワネコトーク)の予約販売を、クラウドファンディングサイト「Makuake」で始めた。センサーで取得した活動量などをNECのAIで分析。結果を「ねむねむ」「起きた〜」などペットの振る舞いに応じたメッセージに変換して、ユーザーに送信する。

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LINEを使ったチャットのイメージ

 三軸加速度センサーなどを搭載した、ペットの首輪につけられる活動量計「PLUS CYCLE」を活用する。取得した情報は、専用の中継機を通してNECのサーバへ送信。同社のAI「NEC the WISE」で分析し、ペットがじっとしていれば「のんびり〜」「うとうと…」、活発に動いていれば「アクティブなう!」「活動中!」といったメッセージを、サービスの公式LINEアカウントを通してユーザーに送る。

利用のイメージ

 メッセージは300種類以上。メッセージは一定期間ごとに自動送信する他「今何してる?」などユーザーからのチャットにも返信する。収集したデータは、PLUS CYCLEと連携したスマートフォンアプリ側にも蓄積され、端末内のデータをユーザーが確認することも可能としている。スマホアプリはペットの排せつや食事の状況をユーザーが記録できる機能も搭載する。

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センサーを首輪に取り付けるイメージ

 NECは開発に当たって、100頭の犬や猫にPLUS CYCLEを付け、活動量などを計測する実験を4月に実施。集めたデータをNEC the WISEに学習させたという。今後はwaneco talkのユーザー同士でペットに関する情報を交換できるオンラインコミュニティーも開設する予定。

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センサーで取得した情報をメッセージ化するときのイメージ

 価格はセンサーや6カ月分のライセンスなどのセット一式で2万2800円。早期に申し込んだ人には順番に応じて1000〜3000円を割り引く。ライセンスの失効後は月額390円の利用料を請求する。9月28日午後4時時点での支援総額は、目標額100万円に対して246万6000円。商品は12月に発送する。

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