AmazonのMMORPG「New World」正式リリース 初日に同時接続数50万越えも、Steamでの評価は「賛否両論」
米Amazon.com傘下のゲームスタジオが、PC向けMMORPG「New World」を正式リリース。同時接続数は開始初日に50万を超えたが、配信プラットフォームでの評価は好評と不評が混在する「賛否両論」となっている。
米Amazon.com傘下のゲームスタジオ、Amazon Gamesは9月28日(現地時間)、PC向けMMORPG「New World」を正式リリースし、ゲーム配信プラットフォーム「Steam」で配信を始めた。同時接続数は28日中に50万人を突破。一方でアジア向けのサーバを提供していないことなどから、一部ユーザーからはログインに時間がかかるという声が相次ぎ、Steamのレビューシステムにおける評価は好評と不評が混在する「賛否両論」(同日時点)となっている。
New Worldは魔法が存在する島を舞台に、プレイヤー同士で協力・敵対しながら冒険したり、戦争したりするゲーム。価格は通常版が4200円、ゲーム内アイテムなどの特典がついたバージョンが5150円。米国や欧州に加え、オーストラリアや南米といったエリアにデータセンターを配置している。
米VentureBeatによれば、ゲームエンジンはAmazonの「Lumberyard」を活用。提供基盤は「Amazon Web Services」という。当初は2020年5月に提供を始める予定だったが、コロナ禍などの影響でリリースを4回に渡って延期している。
Amazonのゲーム事業を巡っては、New Worldに加えて対戦アクションゲーム「Breakaway」やシューティングゲーム「Crucible」を16年に発表。一方で、Breakawayはサービス開始前に開発中止、Crucibleは20年5月にリリースするも同年にサービス終了するなど、ヒットにつながらない状況が続いていた。
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