ニュース
外部プロジェクターの映像をAR表示する眼鏡型デバイス 東工大などが開発:Innovative Tech(3/3 ページ)
ARグラスは重くなりがち。その問題を解決する方法の1つが、外部から投影すること。
ウェアラブルヘッドセットは、拡張スクリーンと偏光ビームスプリッター、湾曲したビームコンバイナーで構成。プロジェクターからの映像を拡張スクリーンに投影し、偏光ビームスプリッターで光路を分岐し、ビームコンバイナーを通してユーザーの目の前に実世界と重なるようにスクリーンを提示する。
ウェアラブルヘッドセットの総重量はヘッドバンドを除いて122gと一般的なスマートフォン(150〜200g)よりも軽い。しかもバッテリーや計算機を搭載していないため熱による不快感もない。画像生成部の技術的制限もないため、画質の向上も容易だ。
実験ではプロトタイプの評価を行い、現在のコンシューマーレベルのヘッドセットに匹敵する解像度を示し、有効性を実証したという。
今回はプロジェクターを机上に置いて投影したが、邪魔にならない壁や天井に設置し上からの投影も構想している。
関連記事
- メガネの鼻当てで個人を識別 スマートグラスやVRゴーグルのユーザー認証に活用
メガネの鼻当てからソナーのように音を発信する。 - 口の乾燥を検知する首用ウェアラブルデバイス 熱、匂い、圧力、3つの刺激で唾液分泌を促す
ドライマウスを防止するための、首に装着するデバイス。 - 頬を膨らませてマウスをクリック ハンズフリー操作可能なマスク型デバイス
他の方法と組み合わせればGUIの操作も可能だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.