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Google、広告主が過去に出した広告をユーザーが確認できる機能を開発 透明性向上へ
米Googleは、Webサイトなどに表示される広告について、広告主が過去に掲載した他の広告をゆーザーが確認できる機能を開発したと発表。今後数カ月以内に米国で公開し、2022年には段階的に他の国にも展開する。
米Googleは10月11日(現地時間)、Webサイトなどに表示される広告について、広告主が過去に掲載した他の広告をユーザーが確認できる機能を開発したと発表した。今後数カ月以内に米国で公開し、2022年には段階的に他の国にも展開する。
広告の情報を表示する「About this ad(この広告について)」の機能を強化。ユーザーが広告の情報パネルを開くと、広告主の名前や所在地に加え、過去30日間に掲載した広告の情報を確認できるようにする。違反広告を報告する機能も備える予定。
Googleは広告に関する情報の開示を進めている。5月には日本で「広告主様本人確認プログラム」を開始。広告主に対し、事業内容や会社所在地、販売・宣伝する製品に関する情報の提出を必須とした。
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