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Facebook、メタバース人材を欧州で1万人雇用する計画
メタバース構築に注力するFacebookは、欧州でメタバース関連の人材を1万人採用する計画を発表した。メタバース構築計画の中心を欧州に置くとしている。
米Facebookは10月17日(現地時間)、メタバース構築のために、欧州圏で1万人を雇用すると発表した。
同社の国際業務担当副社長、ニック・クレッグ氏は公式ブログで「欧州連合(EU)内で向こう5年間に1万人の新しい高度なスキルを持つ雇用を創出する計画を発表する。この投資は、欧州の技術産業の強みと技術者のポテンシャルに対する信頼の現れだ」と語った。メタバース構築計画の中心を欧州に置くとしている。
「われわれはEUの政府と協力し、メタバース推進のための適切な人材と適切な市場を見つけることを楽しみにしている。これは、地域全体での今後の採用活動の一環だ」(クレッグ氏)
Facebookはメタバースを「VRやARなどの技術を用いて、相互接続された仮想体験の新しいフェーズ」と説明する。オンラインでの交流をリアルな交流に近づけるために、「仮想プレゼンス」の感覚を高めるための開発を進めていく。
同社は数年前からVR/ARが次世代の交流プラットフォームになるとしており、7月にそうしたプラットフォームを「メタバース」と称するようになった。
メタバースについては、Facebookの閉じられたプラットフォームではなく、「インターネットと同様に、その重要な機能はそのオープン性と相互運用性」だと強調し、10月初旬にはそれまで「Facebook Horizon」としていたメタバースプラットフォームの名称を「Horizon Worlds」に改称した。
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