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Netflix、「イカゲーム」大ヒットで過去最高の売上高 新規契約も復調
Netflixの7〜9月期の決算は売上高は過去最高の74億8000万ドル、純利益も8割以上の増加だった。9月リリースの韓国ドラマ「イカゲーム」の大ヒットが貢献した。
米Netflixが10月19日(現地時間)に発表した2021年第3四半期(7〜9月)の決算は、売上高は前年同期比16%増で過去最高の74億8000万ドル(約8600億円)、純利益は83%増の14億4900万ドル(1株当たり3ドル19セント)だった。
売上高はアナリスト予測通りで、1株当たり純利益は予測の2ドル56セントを上回った。
9月17日に配信を開始した韓国製ドラマ「イカゲーム」が過去最高のヒット作となり、新規契約者数増加に貢献した。同四半期に有料契約者数が438万人増え、累計で2億1356万人になった。
イカゲームは、配信の最初の4週間で1億4200万の会員世帯が視聴し、米国を含む世界94カ国でコンテンツのランキングで1位を獲得した。TikTokでは関連クリップが420億回以上再生された。業績発表後の動画会見では、IR担当幹部がイカゲームのジャージ姿で登場した。
同社は第4四半期の新規加入者数を850万人と、第3四半期の約2倍を予測した。リード・ヘイスティングスCEOは業績発表後の動画会見で、「第4四半期にはかつてないほど多くのコンテンツが登場する」と語った。
同社はまた、視聴率の指標を変更することも発表した。従来の視聴したアカウント数ではなく、閲覧された時間を採用する。
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