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ベゾス氏のBlue Origin、商用宇宙ステーション「Orbital Reef」を10年以内に稼働
ジェフ・ベゾス氏率いる米宇宙企業Blue Originが商用宇宙ステーション「Orbital Reef」を発表した。2020年代の終わりまでに軌道に乗せる計画。“宇宙の多目的パーク”として研究や商取引だけでなく、観光ビジネスも想定している。
ジェフ・ベゾス氏率いる米宇宙企業Blue Originは10月25日(現地時間)、商用宇宙ステーション「Orbital Reef」を発表した。“宇宙の多目的テーマパーク”として「2020年代の終わりまでに」(文字通り)軌道に乗せる計画だ。
「低軌道を周回する最高の多目的宇宙ステーション」として、商取引、研究、観光用にモジュールを提供する。
Blue Originは、米宇宙企業Sierra Spaceと共同でOrbial Reefを開発、所有、運営する。Sierra Spaceは、宇宙船「Dream Chaser」の開発元。この宇宙船は2022年に運用を開始し、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を輸送する見込みだ。
Sierra Spaceの他、Boeing、Redwire Space、Genesis Engineering Solutions、アリゾナ州立大学などがパートナーとなっている。
最高10人が居住可能で高度なサービスとアメニティを備えた「人間中心の宇宙建築」になるとしている。
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