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展示物にスマホかざすと説明文やCG合成 凸版、博物館ガイドシステム発売

博物館の展示物にスマホをかざすだけで、解説文やCG映像などを重ね合わせて表示できる「博物館ガイドシステム」を凸版が開発。

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 凸版印刷は、博物館の展示物にスマートフォンをかざすだけで、解説文やCG映像などを高精度に重ね合わせることできる「博物館ガイドシステム」を開発し、10月26日に提供を始める。

 このシステムを使えば、紙やボードの説明文やイラストより手軽に更新でき、展示物の裏側に回り込んで説明文を見る、といったことも可能だ。

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 スマホのカメラを通して得られた画像情報から、向きや方角などの細かな位置測定をする「VPS」(Visual Positioning Service)技術を活用。誤差数センチ以内でユーザーの位置を特定し、位置情報に合わせた情報を正確に表示できる他、展示物の裏側に回って説明を見る、といったことも可能になる。

 説明文の更新や多言語対応といった作業も、データベース上で可能。紙やボードの説明文より手軽に更新できる。センサー情報と連携させれば、館内や併設レストランの混雑状況なども画面内に表示でき、利用者の鑑賞導線の管理・誘導にも活用できる。

 先行して、10月13日から「港区立みなと科学館」(東京都)で開かれている通信技術の企画展で、同システムを体験できる。

 同社は、博物館運営を含むコミュニケーションビジネス全体で、2025年度までに約30億円の売上を目指す。

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