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「のび太」の名前を持つ恐竜の足跡化石、科博がレプリカを公開
国立科学博物館は「ドラえもん」のキャラクター「のび太」の名前を持つ恐竜「エウブロンテス・ノビタイ」の足跡化石のレプリカを11月に公開する。
国立科学博物館は7月8日、「ドラえもん」のキャラクター「のび太」の名前を持つ恐竜「エウブロンテス・ノビタイ」の足跡化石のレプリカを11月に公開すると発表した。
子どもの頃からドラえもんのファンだった中国地質大学のXing Lida(シン・リーター)准教授が献名した。「映画ドラえもん のび太の新恐竜」で、のび太が新種の恐竜に自分の名前を付けるシーンがあり、「のび太の夢を叶えたいと思った」という。
ノビタイは1億2500万年前の白亜紀前期に生きていた肉食恐竜。足裏の長さが約30cmだったことから全長4mほどと考えられている。
2020年7月、四川省を襲った集中豪雨の後で板状の岩石の上で4つの足跡化石が発見され、シン准教授らが調査した結果、エウブロンテス属の新種と分かった。学名はラテン語の文法でつづられるのが基本のため、「ノビタ」に人名を示す接尾辞「i」(イ)を付けてノビタイと命名した。
かねてよりシン准教授と研究交流があった国立科学博物館はエウブロンテス・ノビタイのレプリカを寄贈されることに。11月30日からレプリカと研究成果を紹介するミニ企画展を開催する。レプリカは今後「藤子・F・不二雄ミュージアム」でも公開する予定だ。
企画展の入館料は大人630円(税込)、高校生以下と65歳以上は無料。8日から国立科学博物館の入館予約ページで予約受付を始めた。
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