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石灰石が原料の恐竜化石プラモデル、バンダイが発売 石油由来プラスチックを年間5トン削減
石灰石が主原料の新素材を使った「恐竜骨格プラモデル」をBANDAI SPIRITSが発売する。環境負荷の低減と本物の化石を思わせる質感が特長。
BANDAI SPIRITSは5月13日、石灰石が主原料の新素材を使った「恐竜骨格プラモデル」の予約受付を始めた。ティラノサウルスとトリケラトプスがあり、価格は各1540円(税込、送料手数料別)。環境負荷の低減に加え、本物の化石を思わせる質感が特長という。
石油由来プラスチックの代替素材として日本で生まれた「LIMEX」(ライメックス)を使用。プラモデルで一般的に使われるポリスチレン(PS樹脂)との複合素材とし、プラモデル用の製造機械で成形できるように改良を重ねた。ライメックスの開発元であるTBMが協力した。
複合素材は従来のPS樹脂に比べて重量があり、石膏のような乾いた手触りと柔らかな光沢を帯びたマットな質感が特長。「質感や重量といった従来にない切り口から、化石という存在をリアルに感じられるアイテムになった」。塗装も可能だ。
石油由来プラスチックの比率は重量ベースで50%以下に抑えた。バンダイは「ライメックスの採用に、石油由来プラスチックの使用量を年間5t以上削減できる」としている。
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