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日本人のスマホアプリ課金額は引き続き世界一、ただし伸び率は鈍化 「コロナ禍以前の基準に戻りつつある」──米SensorTower調べ
2021年もスマホアプリに対する一人当たりの支出額は日本が世界一だが、伸び率は鈍化している──アプリ調査会社がこんな調査結果を発表した。コロナ禍で一時的に急増したアプリへの支出が落ち着いてきた可能性があると同社はみている。
2021年もスマホアプリに対する一人当たりの支出額は日本が世界一だが、伸び率は鈍化している──アプリ調査会社の米SensorTowerが10月21日、こんな調査結果を発表した。コロナ禍で一時的に急増したアプリへの支出が落ち着いてきた可能性があると同社はみている。
同社は2021年1月から9月までの、App StoreとGoogle Playにおける国別の支出額を調査。一人当たり支出額のトップ10は上から順に、日本(149ドル)、韓国(95ドル)、米国(90ドル)、オーストラリア(62ドル)、カナダ(50ドル)、英国(40ドル)、ドイツ(32ドル)、フランス(21ドル)、タイ(12ドル)、ロシア(6ドル)だった。ただし、Google Playを利用できない中国は調査から除外している。
日本は前年同期比18%の伸び率となるが、2020年の伸び率は23%と前年から5ポイント下がっている。他の国でも同様に伸び率が下がっていることから、同社は「成長の速度が着実に2020年以前の基準に戻っている」と分析している。
同社によれば、一人当たり支出額は日本がトップの状況が続いている。18年に公開したApp Storeの売上のみでの日本と米国の比較では、13年に米国の一人当たり支出額を追い抜いてから、17年まで高い伸び率での成長を続けていることが分かる。
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