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DELL、VMwareの分離を正式発表 CEOと会長は続投 経営の柔軟性向上へ
米Dell TechnologiesがVMwareのスピンオフを正式発表した。VMwareのCEOはラグー・ラグラム氏が続投。経営の自由度・柔軟性向上を目指す
米Dell Technologiesは11月1日(現地時間)、傘下のVMwareをスピンオフし独立させたと発表した。VMwareのCEOはラグー・ラグラム氏が続投。マルチクラウド戦略の実行に向け、経営の自由度・柔軟性の向上を目指す。
Dellは2016年の約670億ドルでのEMC買収で、EMC傘下のVMwareを獲得。スピンオフの完了で、VMwareは全株主に対して115億ドル(1株27.40ドル)の特別配当を実施する。
Dellのマイケル・デル会長兼CEOは引き続きVMwareの会長を務め、DellとVMwareは今後もパートナーとして協力を続ける。
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