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都営バス、車内Wi-Fiサービスを終了 4G普及、5G登場でWi-Fi需要減
東京都交通局は、同局が運行する都営バスで提供していた、車内Wi-Fiサービスを11月末で終了すると発表。理由は「提供事業者との契約期間の満了のため」としている。
東京都交通局は11月1日、同局が運行する都営バスで提供していた、無料の車内Wi-Fiサービスを11月末で終了すると発表した。理由は「提供事業者との契約期間が満了し、4Gや5Gなど通信技術の進歩によりWi-Fi需要も減っていたため」としている。
終了するのは「Toei Bus Free Wi-Fi」とNTTドコモの「docomo Wi-Fi」で、どちらも30日にサービスを終了する。サービス終了以降もSSIDが表示される場合があるが、インターネットには接続できないという。
回線契約を更新しない理由について東京都交通局は「Wi-Fiを導入した2013年ごろは、3G回線などが主要でWi-Fiの需要が多かった。しかし、4Gや5Gなど通信技術の進歩による需要減や、利用の多かった外国人観光客の減少、街中を移動することによる電波干渉の影響など、総合的な理由で更新しないことを決めた」と話した。
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