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楽天モバイル、AI搭載の自律型ネットワークを開発へ OKI・名大と共同で
楽天モバイルとOKI、名古屋大学は共同で、AIを組み込んだ「協調型自律ネットワーク」の研究開発を始めた。Beyond 5Gが導入される2030年に向け、ネットワーク管理を自動化する技術の開発を目指す。
楽天モバイルは11月8日、沖電気工業(OKI)や名古屋大学と共同で、AIを組み込んだ「協調型自律ネットワーク」の研究開発を始めた。Beyond 5Gが導入される2030年に向け、ネットワーク管理を自動化する技術の開発を目指す。
協調型自律ネットワークは、AIを組み込むことで、人間が操作しなくてもユーザーや通信機器などの要求に自律的に対応するモバイルネットワーク。楽天モバイルらは、Beyond 5Gの登場により通信量増加やニーズの多様化が起こるため、協調型自律ネットワークが必要になるとしている。
楽天モバイルが協調型自律ネットワーク、OKIがデータ配信技術、名古屋大学が協調型自立ネットワークを活用した自律移動ロボットについて研究開発する。
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