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パナ子会社、“脱PPAP”に向け「Box」導入
パナソニック子会社がクラウドストレージ「Box」を採用し、6月から利用している。いわゆる「PPAP」からの脱却や業務効率の改善を目指して導入したという。
パナソニック子会社のパナソニックインフォメーションシステムズ(大阪市)は11月17日、クラウドストレージ「Box」を採用し、6月から利用していると明らかにした。いわゆる「PPAP」(パスワード付きZIPファイルをメールで送信し、パスワードを記載したメールを別送する行為)からの脱却や業務効率の改善を目指して導入した。
パナソニックインフォメーションシステムズは当時、業務システムなどのクラウド化と並行してクラウドネイティブな環境作りを進めており、これに伴いクラウドストレージの採用を決めたという。Boxを選んだのは、セキュリティを確保する「Box Shield」や、組織内でのアクセスログ管理といった機能を備える「Box Governance」といったサービスを活用するためとしている。
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