ニュース
非売品のKADOKAWA社史、無償配布 「読みたい」という多くの声受け 電子版を11月30日まで
KADOKAWA傘下のブックウォーカーは11月22日、電子書籍サイト「BOOK☆WALKER」にて、KADOKAWAグループの社史の無償配布を始めた。11月30日までの期間限定。
KADOKAWA傘下で電子書籍ストア「BOOK☆WALKER」を手掛けるブックウォーカーは11月22日、KADOKAWAグループの社史「KADOKAWAのメディアミックス全史 サブカルチャーの創造と発展」の無償配布を始めた。11月30日までの期間限定。
同社史はKADOKAWA創業75周年を記念し、グループ全従業員向けに配布されたもの。「角川源義の時代――角川書店をいかにして興したか」「全てがここから始まる――角川グループは何をめざすか」に続く3冊目の社史という。SNSを中心に「読みたい」という声が多数あったことから配布を決めた。
ライトノベル、コミック、アニメなどのサブカルチャー分野でKADOKAWAが創造した価値とその分野でのメディアミックス戦略の意味を解き明かす。上場や持ち株会社化など転換点の理由を掘り下げ、「メガ・コンテンツ・パブリッシャー」というビジョンを実現するために試行錯誤した「業態変革」(トランスフォーメーション)の軌跡を描く。編年式で成功談に終始した社史とは違った構成になっているという。
書籍を読むにはBOOK☆WALKERの会員登録が必要。同サービスの「文庫・ラノベ読み放題サービス」に加入したユーザーには2022年3月末まで開放する。
関連記事
- KADOKAWA、テンセントグループと資本業務提携 約300億円を調達 IPの海外展開強化
KADOKAWAは、中国テンセントグループとの資本業務提携を結ぶと発表。テンセントグループの中核、TencentHoldings Limitedの子会社であるSixjoy Hong Kong Limitedとテンセントジャパンを通じて資本業務提携を結ぶ。 - KADOKAWA夏野社長が役員報酬を一部返上 ABEMAでの表現規制発言などを巡り
AbemaTVの報道番組「ABEMA Prime」での発言を巡り、KADOKAWAは夏野剛社長が役員報酬の月額20%を3カ月間返上すると発表した。夏野社長は番組内で、表現規制の推進を示唆するような発言などをしていた。 - KADOKAWAが「サブスク手当」導入、月2000円 映像や音楽など140サービスの利用者に支給
KADOKAWAは従業員に毎月2000円を支給する「サブスク手当」を導入した。従業員のサブスク契約を支援し、余暇の充実とクリエイティブな発想を生み出すことが目的という。 - 2020年は「Nintendo Switch」の独り勝ち 「ファミ通ゲーム白書 2021」
「ファミ通ゲーム白書 2021」によると、2020年の家庭用ゲームは「Nintendo Switch」がハードとソフトの両面で「独り勝ち」だったという。 - KADOKAWA、児童書など207冊をネットで無料公開 臨時休校受け
KADOKAWAが児童書207冊の無料配信を始めた。児童書ストア「ヨメルバ」で、4月5日まで公開する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.