オンラインゲーマーの4人に1人「コロナ禍でゲームを始めた」 Norton調査
ノートンのオンラインゲーマー調査で、「コロナ禍でゲームを始めた」人が2割、「コロナ禍でゲームをする時間が増えた」人が4割に上った。
オンラインゲーマーの23%がコロナ禍でゲームを始め、40%はコロナ禍でゲームをする時間が増えた――セキュリティソフト「Norton」シリーズを提供するノートンライフロック(2020年にシマンテックから社名変更)が11月25日、こんな調査結果を発表した。
調査会社のThe Harris Pollに委託し、18歳以上の606人を対象に、8月24日〜9月14日にかけてオンラインで調査した。この調査でのオンラインゲームにはPC、ゲーム機だけでなくスマートフォンやタブレットも含まれている。
オンラインゲーマーを男女別で見ると、男性が54%、女性が46%とほぼ半々。年齢層では18歳〜34歳が35%、35歳以上が65%と幅広かった。
コロナ禍でオンラインゲームを始めたと答えた人は約4人に1人(23%)、コロナ禍でゲームをする時間が増えた人は4割に上った。
情報セキュリティについても聞いたところ、ゲーマーの22%が「自分のデバイス・ゲームアカウントに対して何らかのサイバー攻撃を受けた経験がある」と回答。ゲーム機器でのマルウェアが検出された(9%)、アカウントに不正アクセスされた(7%)という答えが上位だった。
また、「チート機能をインストールしたことがある」「ゲームの質やスピード向上のためにセキュリティソフトをアンインストールしたりした経験がある」と答えたゲーマーはそれぞれ約2割に上った。
同社は、PCゲーマー向けに最適化したセキュリティソフト「ノートン 360 for Gamers」を販売している。CPUの処理能力をゲーム用に優先的に確保する機能や、ゲーム中のセキュリティ通知を必要最低限に抑える機能などを備えているという。
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